1か月児健診(1ヶ月検診)
生後28日から41日までのあいだに1回受ける健診です。産科・小児科のどちらの医療機関でも受けられます [1]。令和8年(2026年)10月1日から、東京都内共通の受診票が都内の医療機関で使えるようになりました [1]。当院では日本小児科学会 専門医が健診を担当します。
産院と小児科、どちらで受けるか
1か月児健診は赤ちゃんの健診として制度が定められており、産科・小児科のどちらでも受けられます [1]。診る内容も同じです。
違いが出るのは「そのあと」です。
| 産院で受ける | 当院(小児科)で受ける | |
|---|---|---|
| 診る内容 | 同じ | 同じ |
| 担当する医師 | 施設によって異なります | 日本小児科学会 専門医が担当します |
| 出生時の経過 | 分娩した施設ならそのまま把握しています | 母子健康手帳と当日の問診で確認します |
| 次の受診 | 1か月児健診で区切りになることが多い | 生後2か月からの予防接種へそのまま続きます |
| その後の健診 | — | 6-7か月・9-10か月健診も同じ場所で受けられます |
| 体調をくずしたとき | — | かかりつけとしてそのまま受診いただけます |
生後2か月は、定期接種がはじまる月です。当院で受けていただくと、健診の場でそのまま接種スケジュールのご相談まで進められます → 予防接種準備中
何を診るか
- 体重の増え方(出生体重に戻り、さらに増えているか)
- 黄疸の残り方
- 心雑音・大泉門・股関節の開きなど、全身の診察
- おへそ・皮膚の様子
- 母乳やミルクのご相談
- ビタミンK2シロップのお渡し
- 生後2か月から始まる予防接種のご案内
健診の項目に無いことでも、気になっていればお話しください。「これは聞いていいことなのか」と迷われる内容ほど、実際にはよくあるご相談です。
受診できる時期
生後28日から生後41日までに1回です [1]。この期間を外れると受診票が使えなくなりますので、里帰りやご事情で難しい場合は早めにご相談ください。
費用について
1か月児健診は、ほかの公費健診とは仕組みが少し違います。
6-7か月健診や9-10か月健診は、受診票のご利用で費用がかかりません。一方、1か月児健診はお住まいの区市町村が定める上限額までの助成というかたちで、受診票に記載された診査項目が公費負担になります [1]。上限を超えた分と、受診票の項目以外の検査・治療が行われた場合は自己負担です [1]。
当院の健診費用と、窓口でお支払いいただく額は、決まりしだいこのページと料金のページ準備中でご案内します。
持ち物
- 母子健康手帳(必須)
- 1か月児健康診査受診票(お住まいの区市町村の窓口でお渡ししています [1])
- マイナ保険証(お持ちでない方は資格確認書)・乳幼児医療証
- おむつ・ミルクや飲み物・着替え
里帰り出産から戻ってこられた方へ
都内にお戻りで、これから受けられる場合 — 受診票をそのままお使いいただけます。生後41日までにお越しください。
里帰り先(都外)ですでに受けられた場合 — 都外の医療機関では受診票が使えないため、いったん全額をお支払いいただき、お住まいの区市町村へ費用助成を申請します [2]。目黒区の申請期限は出産日等から1年以内です [2]。申請の手順は、グループのレディースクリニックなみなみのコラム「里帰り出産と費用助成」でくわしくご説明しています。
お母さまの産婦健診も、戻ってから受けられます
産婦健康診査は、分娩された医療機関でなくても受けられます。里帰り出産の場合も助成の対象です [3]。目黒区は産後2週間ごろと産後1か月ごろの2回で、受診票が都内の医療機関で使えるようになるのは、1か月児健診と同じ令和8年10月1日からです [3]。
グループのレディースクリニックなみなみ(目黒)は、産後1か月の産婦健診に対応しています。里帰り出産から戻られたご家族は、お母さまはなみなみ、赤ちゃんはまるまるで、ほぼ同じ時期に健診を受けていただけます。
よくあるご質問
Q. 「1ヶ月検診」と「1か月児健診」は同じものですか?
同じものです。制度上の名称は「1か月児健康診査」で、「1ヶ月検診」「1か月健診」と書かれることもあります。
Q. 産院で受けるのと何か違いますか?
診る内容は同じです。制度上も産科・小児科のどちらでも受けられます [1]。当院で受けていただく場合は、そのままかかりつけの小児科として、生後2か月から始まる予防接種、6-7か月・9-10か月健診、体調をくずされたときの受診まで、同じ場所で続けてご相談いただけます。
Q. お母さんの1か月健診も一緒に受けられますか?
当院は小児科ですので、お母さまの産婦健診は産婦人科で受けていただきます。受診票も赤ちゃん用とお母さま用で別々です。赤ちゃんだけ当院で受けていただけますので、お母さまの健診日と別の日でも問題ありません。
産婦健診は分娩された医療機関でなくても受けられ、里帰り出産の場合も助成の対象です [3]。グループのレディースクリニックなみなみは、産後1か月の産婦健診に対応していますので、里帰り出産から戻られた方はそちらもご検討ください。
Q. ビタミンK2シロップはもらえますか?
はい。1か月児健診の際にお渡しします。
ビタミンKは、赤ちゃんの脳や消化管の出血を防ぐために、生後3か月まで週1回・合計13回お飲みいただくことが小児科学会などから推奨されています。産院からお受け取りの分が残っている場合はそのまま続けてお使いいただき、足りない分を当院でお渡しします。
Q. 受診票が届いていないのですが?
受診票はお住まいの区市町村の窓口でお渡ししています [1]。お手元に見当たらない場合は、区役所・保健センターへお問い合わせください。
Q. 目黒区民でなくても受けられますか?
はい。東京都内にお住まいの方であれば、都内共通の受診票で当院を受診いただけます [1]。ただし都外の受診票は当院ではご利用いただけません。
Q. 健診と予防接種を同じ日にできますか?
1か月児健診の時点では、定期接種はまだ始まっていません(生後2か月からです)。健診の場で接種スケジュールをご相談いただき、次回から健診と予防接種をまとめて受けていただけます → 予防接種準備中
Q. 所要時間はどのくらいですか?
30〜45分が目安です。授乳や育児のご相談を含めると、1時間ほどお時間をいただくことがあります。
参考文献
- 東京都福祉局. 1か月児健康診査. https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kodomo/shussan/kenkou/1kagetsu (閲覧: 2026-08-31)
- 目黒区. 里帰り等妊産婦健康診査、新生児聴覚検査及び1か月児健康診査費用助成. https://www.city.meguro.tokyo.jp/chiikihoken/kosodatekyouiku/ninshin/satogaeri.html (閲覧: 2026-08-31)
- 目黒区. 産婦健康診査. https://www.city.meguro.tokyo.jp/chiikihoken/kosodatekyouiku/ninshin/sanpukensin.html (閲覧: 2026-08-31)
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この記事の監修
院長 山口いぶき(日本小児科学会 専門医)
最終更新:2026 年 8 月 31 日